後遺症で天気予報ができるようになりました:答え低気圧
低気圧による気圧の変化で、実際、体調が悪くなる人がいます。
特に女性に多いような感じがしますが、女性のほうが体調の変化に敏感、かつ「体調が悪い」と口に出すことが多いからかもしれません。
友人(女性)は20代のころから「雨が降る前に、体が痛くなるから分かる」と言っていました。彼女は交通事故でムチ打ちの経験があったので、その古傷が痛むのだ、と言っていました。
私もやっと数年前から、低気圧(雨や荒天)の前~最中に、頭痛や何とも言えない体調不良を感じるようになりました。ここ数年、竜巻を伴うような嵐や大雪がありましたが、その都度、ひどく体調不良になりました。
それは、初めて脳出血をしたあと後からです。
ひどい荒天で、会社の会議室から、恐ろしく早く流れる黒い雲を、頭を押さえつけて見ていました。
――ひどい天気だ。帰る時間には過ぎ去っていればいいな。それにしても頭が爆発しそうだ。孫悟空のアレで頭をしめつけられているみたい……
「アレ」の名前を知らないのですが、そんなことを思った日。それから、1週間後くらいには入院していました。
その前後から、背中にわずかなしびれやたまにふらつきを感じていたので、頭の痛みは、その症状の一つだったのかもしれません。
なにしろ、この時の脳出血の原因として最も怪しいと思っているのは、そのさらに1週間くらい前、室内でコードに躓いて転んで、ソファの角にしたたか頭をぶつけたことです。血が出たり、脳震盪になったりはしませんでしたが、人生で最高くらいに強烈な打ち付けでした。
その後、退院して自宅療養していたのですが、ある日、大雪が降りました。
――あれ……右側のお尻の下に?
座るとき何か、例えば、椅子に置いたカーディガンに気付かず座ってしまったような異物感を感じるのですが、実際にはなにもありません。
そのころは、会社復帰も決まっていたほど、かなり回復していたのですが、引いていたはずの右半身の感覚障害が少しぶり返してきたのです。
ちょうど、定期健診があったので医師に話してみると、低気圧や体調不良、何らかの要因で症状がぶり返すことはある、と言われました。
1か月半後、再入院となったのですが、そのときの異常がすでに脳出血がわずかに始まっていたのか、入院前の体調不良時に再出血したのかは、誰にも分かりません。
この入院中も天気が悪く、それが原因だったのか、それとも脳出血だから当たり前なのか、多分、後者だと思いますが、前回の入院前の悪天候で感じたような頭の膨張感に苦しみました。
「低気圧と脳出血って関係あります?」
と尋ねた私に、入院中の担当医師は「場合によってはあると思います。必ずしもではないけど。あんこさんのは特に、何かを原因にするのは難しい」と答えました。
そんなわけで、低気圧が怖いです。雪とか梅雨とか台風とか。
雨の予報にびくびく、曇天にびくびくしてしまいます。
というより、
今日はどうも手の調子が悪い気がする。普段はあまり出ない右手指先のしびれ。
唇右側も、普段より冷えて感じる……etc
等々感じたら、たとえ晴天であっても、お天気下り坂、数日中に雨、ということはよくあるようになりました。
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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
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