新あんこのログ

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脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

障害者をどう子どもに教えるのが正解なのか?

 これまでも何度か、ここ最近で二度ほど、障害者や車いすをほぼ理解していないと思われる子どもに出会いました。

 

 私はよく分かっていない子どもに興味深げに見られたり、大人なら投げかけてこないであろうことを言われてても、まったく傷つきませんし、むしろ、その子が大きくなって、もしこのことを覚えていたら、思いやりのある人間でありたいと思う人に成長したら、あの日(私を不思議そうに見て、思ったままを私に向かって言ったこと)を思い出すたび「子どもとはいえ、ひどいことをしてしまった」と思い出し、胸を痛めるんだろうな、とむしろ不憫に思います。

 

 最近、車いすでエレベーターを待っているときの出来事二つ。

 

 一度は、低学年生くらいの子が、私に気づくなり突進してきました。車いすが物珍しかったんだと思います。咄嗟に、一緒にいた若い母親は「こら○ちゃん!」と腕を引き、子どもをこちらに来ないように押さえつけ、でもその子は相変わらず私のほうを興味深く見ていて、お母さんは目を逸らしたまま何も言いませんでした。

 

 もう一度はショッピングセンターです。日差しが強くなってきたので、私はつば広の帽子を被っていました。やはり低学年くらいの子が突進してきて、帽子の中の私の顔を覗きに来ました。いっしょにいたおとうさんはやはり「●くんダメ!」と抑えました。

 

 どちらの親御さんもどう言葉で説明したらいいか分からなかったのだと思います。私から目をそらして、その間なんて言ったらいいのだろうと悩み、私が見えないところで、自分なりに答えを考え、子供に教えたのか、なんて教えたのか、私も知りたいです。

 そして私に子供の無礼を代わって謝るべきかどうかすら、悩んだのではないかと思います。

 結局しかとされましたがw

 

 でも私も、子供にどう教えたらいいか分かりません。

 身近に障害者がいれば、子供にどう理解させようかと普段から考えることもあったかもしれませんが、そういうことと縁遠ければ、私との出会いは突然であり、子どもは当然興味を持つし、親は対処がわからない。

 たいていの子を持つ親御さんはそうなのではないでしょうか。

 

 私は、ある程度理解しているべき年頃以上の子(中学生以上?)ではない小さな子のそういうことは気にしないし、たとえひどいことを言われてもたいして真に受けないですが、心が弱っている人や元々傷つきやすい人は、たとえ小さな子供相手でも、深く傷つく人もいると思います。

 だからやはり、障害者にあった時、見かけた時、どうあるべきかは、小さい子にもある程度、道徳? モラル? そういう教育は必要だと思うのですが、私自身、どう教えるべきか分かりません。

 

 私は子供はないままアラフィフとなり、障害者もそばにいない生活でしたから、そういうことを考えたことがなかったです。

 

「なんで車椅子のってるの?」と聞かれたりしたとき、障害者自らが、冷静に笑顔で、子どもの見知らぬ疑問に、答えてあげられることも必要だと思います。

 

 ただそうは言っても、上手な説明は私もまだ模索中なんですけどね。

「歩けない病気なんだ」でいいと思いますが、私の場合、喋ると構音障害などもあるので「なんでそんな変な喋り方なの?」とまた聞かれ「これも病気で、ちゃんと喋れないんだ」と言えばいいだけですかね。

 

 細かい病名や症状、どんな不都合があるかまで、通りすがるだけの子どもが持った小さな疑問に、簡潔には答えられないし、教えられない。

 せめて、こういう病気(本当は私の場合後遺症ですが、病気の人もいる)があると伝えればいいのかな。

 

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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

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