新あんこのログ

新あんこのログ

脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

手術後1年:剃った髪の伸び具合とカニューレ抜去痕

ここまでもすべてそうですが、これは手術から1年後くらいに書いた記事をリライトしたものです。

*****

 

ちょうど1年くらい前に手術をし、内側の髪の毛をきれいに剃られました。執刀時に問題にならないレベルで、見た目も考慮頂き、外側の髪はまんま残してもらいましたが、内側はつるっつる……髪を下している分には、ほとんどわからない程度ですが、1/3の毛髪はなくなったと思います。

知っている限り、脳腫瘍の手術をした方は、傷口の周りを少し剃った程度で、手術後も「ここよ」と見せてもらわないと分からないほどでした。20年近く前に胃がんの手術をした母が胴体の産毛をくまなく処理された時代から考えると、進歩したものだと思いました。

 

私の初発症の時、「もし手術をするなら」ということで説明を受けた時も、傷口は数センチ、髪もその周囲を剃るだけなので気にならない、と聞いていました。

しかし、今回の手術は緊急のもので、手術台で執刀の直前に場当たり的に(言い方が悪いですが)、邪魔になる部分を剃ったと推測されます。

手術台で右を下にした横向きで寝たのは覚えてますが、まさに右側はほとんど剃られておらず、被っていたと思われる左側の髪がごっそり剃られていました。

 

傷口は数センチどころか10センチはあると思いますので、最初に聞いていたのと話が違う。最初に説明を受けた医師と今回の執刀医は別の医師だったので、やり方が違ったのかもしれませんが、「数センチの傷口、髪もほとんど剃らないやり方もあったはずなのになあ」とも思いました。

しかし、手術する予定ではなかったところで、緊急手術をしなければいけなくなった事情もありますし、救命第一に考えると、傷口やヘアスタイルを考慮するというのは、二の次三の次になっても仕方なかったのかもしれません。

 

 

手術後、初めはつるつるの地肌を触りながら「つるつるだあ。1か月で1.5センチ伸びるとして、1年で15センチくらい? そんくらい経たないと、まともな髪形にならないかもね」と予想していました。

 

だんだん伸びてきて「じょりじょりー。中学生の丸坊主みたい」と思いながら、そのじょりじょり感は自分では初めて経験するものなので、何かと触って感触を確かめていました。

 

リハビリ病院に移って初めてのお風呂の時には看護師さんに「なに? 随分アバンギャルドな髪形してんのね」と言われ「こんな髪型するわけじゃないじゃん(笑)これ手術で剃ったの」「ああー(笑)」と。

開頭手術をした人には、完全に剃ったり、頭半分を完全に剃っている人を見かけましたし、そうではない人の傷口や髪の剃り方はほとんど目立たないことが多かった。そういうのを考え合わせると、やはり私の髪の剃り方はちょっと変わっていたようです。

 

退院して初めて美容院に行ったときは、美容師さんを驚かさないように、自分で内側を先に見せて「手術してこんな感じですが、内側は気にせず切ってください」と言いました。

 

半年経った頃には大分伸びてきましたが、ゴムで一つにまとめるときには、あと少しで届かず、外側だけを束ねる感じでした。

 

そして今、最初に予想した通りだいたい15センチくらい伸びて、髪を束ねるときには一緒に結べます。

直毛なのですが、歳をとるにつれ若干のうねりが出てきたのと、ブロー出来るほどではないので、首に沿った寝癖のような形になっています。

今は毛先が首の皮膚を刺激して、しょっちゅうかゆいです。

上の方も15センチですから、切りそろえても元通りにはできません。来年、2年目くらいにようやくという感じでしょうか。

f:id:anko_no_log:20200727182213j:plain


 

 

 

喉元にあるおへそみたいなのはカニューレを射していた傷です。

カニューレが不要になると抜去するだけで、あとは数日ガーゼで塞いで、くっついたら薬もなく自然治癒です。

カニューレを器官に刺すというのはすごいことの気がして、抜くときも縫合手術とかするのかと思っていましたが、簡単すぎるほど簡単でした。

痕は最初はもっと大きなおへそでしたが、今はこんな感じです。年齢的に、完全に傷口がなくなるということはなさそうですが、これでもまぁ、それほど痛々しくはないのではないでしょうか?

80代の方のカニューレ痕も見ましたが、首のしわに埋もれていて(失礼…)分かりませんでした。

40代前半の方も、私と同じような感じです。

 

カニューレを現在している方は、外すとき、また手術するのではないかと重たい気持ちになったり、首を見せる服装は出来ないのでは、と不安になったりしているかもしれませんが、カニューレ抜去や抜去後はたいした心配はありませんよ。

 

*****

☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

以下、2つ、それぞれクリックしていただけると、ブログサーチでランキングが上がり、結果的に、検索エンジンGoogleYahoo!)の表示順位が上がります。 この病気の当事者の発信する情報が少ないので検索でなかなか見つかりません。

ご賛同いただけるようなら、お手数ですがクリックしてください。

にほんブログ村 病気ブログ 脳・神経・脊髄の病気へ