よだれ……(運動失調か感覚障害か)
ここのところ、ST領域の改善について書きましたが、嚥下が良くなってきているだけで、ほかにもいろいろ障害があり、全体的にはまだまだです。
口回りの状態はこうです。
・右唇と右舌と右喉、温痛覚障害で温度がよく分からない
・左唇と左舌と左喉、失調により、筋肉の強調運動が悪い、弱い
左右、見事に半々で、両側に違う障害が出ています。
その中の唇の失調のせいで、左下で横向きで寝るとよだれが出ます……
頬に押されると、弱い唇の筋肉のせいで閉じた口が開いてしまい、そこからよだれが……
枕元にはタオルを置いてあります。
小さな子供と違うので、よだれが出た途端に気づき、枕元のタオルを手探りで探して、口元をぬぐいます。
数秒とはいえ、起きてしまうのが一晩に数回。
しかし。
よだれが出るようになったのは、退院してからなんですよね。
なんでだろ? 症状が悪化したのかな?
やっぱ口腔トレとか、病院みたいに毎日やらないから?
とか考えたのですが、多分、よく眠れるようになったからかもしれません。
こういうと、上で言っていることと逆に感じますが、そうではないのです。
病室の深夜なんて眠れたものではありません。
いえ、熟睡できる人ももちろんいるでしょうが、私はもともと眠りが浅いので、看護師さんの見廻り、誰かのおむつを替える様子、トイレに行く音、モニターや点滴のアラームが絶え間なくなっている病院では、眠剤飲んでても、連続で2時間も眠れなかったです。
だから、病院でよだれが出なかったのは、よだれが出るより早く、何度も細かく起きていたからかなあと思います。
ちなみに唇のこうした障害のせいで、食事中も意識して口をきゅっと結んで咀嚼しないと、口の中のものをぽろっと落としてしまいます。
5か月半ぶりに、家に帰ってきた晩は、これまでの5か月半の細切れ睡眠が嘘のように、朝まで眠れました。
やっぱり、自分の家、自分の部屋、自分のベッドって安眠できるんだなあ、としみじみ思いました。
寝てる間は、よだれだけじゃなく咳き込みもあります。
乾燥して咳き込むわけではなく、寝ているときに上手に唾液が流れ落ちないときに、むせるように咳き込むのです。
1時間おきに唾液をカテーテルで吸引してもらっていた頃を思えばらくになったものですが、よだれやむせ返りに邪魔されず、朝まで熟睡できるようにならないとです。
唇の失調のリハビリは、ストローや箸を唇に咥えて、唇の右端から左端まで唇(と舌)を使って動かします。
私がこれをやると、上手に咥えておくことができず、ぽろっと落としてしまうことが多いです。
*****
☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
以下、2つ、それぞれクリックしていただけると、ブログサーチでランキングが上がり、結果的に、検索エンジン(GoogleやYahoo!)の表示順位が上がります。 この病気の当事者の発信する情報が少ないので検索でなかなか見つかりません。
ご賛同いただけるようなら、お手数ですがクリックしてください。
|