新あんこのログ

新あんこのログ

脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

ST領域の自主トレ(嚥下障害・軟口蓋の訓練・口や舌の運動失調)

ST分野の自主トレ。まだ、水分にとろみをつけていたころの自主トレをリライトしています。

私はもうとろみ無しで、食事もなんでも食べられるし、ある程度以上、改善しないのでもうやっていませんが、STさんに教わった訓練法なので、まだ嚥下が弱い方や、嚥下が弱り気味の方は試してみてください。

 

 

<頭部拳上訓練>

横になって頭だけ持ち上げへそ(や足先)を見るような体勢。首の筋肉が強化され、嚥下の力がつきます。

 

f:id:anko_no_log:20200727170902j:plain

 

私はすぐに効果を実感したので、これだけはサボらずやっています。寝る前にこの体勢になり100数えています。

はじめのうちは10数えて頭を下す×10回でやっていましたが、すぐに負荷が軽く感じ始めて50×2回にして、今は連続100数えられるようになりました。80あたりからプルプル震えてきます。

息を止めずに呼吸をしながら続けます。なにをやるにもそうですが、呼吸を止めると血圧や血管が怖いですからね。

 

 

<ペットボトルブローイング>

ペットボトルに水を入れ、ストローでブクブクと吹く。嚥下改善、呼吸改善、鼻咽腔閉鎖機能改善等。

 

f:id:anko_no_log:20200727170942j:plain

 

私は失調により軟口蓋(上あごの奥の柔らかいところ)が下がってしまっていて、話すときに鼻から呼吸が漏れてしまいます。このせいで声音がしゃがれてしまっているだけでなく、会話が続いたり長文を話すと息切れします。

嚥下機能の低下にも関わるようで、私には軟口蓋を上げることが重要です。

現時点で私がこれをやると、ぷーっと吹くと同時に、鼻からズズズ~っと、どうしても空気が漏れます。抜け具合は前よりは良くなりましたが、まだまだです。

重要な訓練ですが、使用しないときは片づけてしまっているため、つい忘れてしまってあまりやっていません……

1回5分程度を1日3回~やるのが理想のようです。 

 

 

<アクティブサイクル呼吸法>

咽頭感覚改善等。通常呼吸と深呼吸、咳等を数回ずつ順番に繰り返します。 

f:id:anko_no_log:20200727171107j:plain

 

私は2呼吸ずつ3周を1セットとしています。これも1日3回くらいはやったほうがいいのでしょうが、実際は1日1回やればいいほうです。。

左の失調が強いので、嚥下も喉の左の動きが悪く、また軟口蓋にしてもやはり左のほうが下がっています。

これをやるときに、喉や鼻の奥など空気の通っている様子を集中して感じながらやります。イマイチ、よく分からずやっています。

 

 

 

ST領域の自主トレは、嚥下や軟口蓋のためだけでなく、私は舌も左側の動きが悪く滑舌が悪いのでそのためのトレーニングもあります。

舌で左右の頬内側を押す、舌先で唇をぐるりとなめる、舌を勢いよく出したり引っこめたりする等

あと滑舌や呼吸の訓練には、歌うのがいいそうです。特に歌い上げる演歌がいいとか。ゆっくりしたテンポで発音したりリズムに乗って発音したり音程を変えたり。

私は演歌はあまり趣味ではないので、テレビで流れてきたテーマソングやCM曲が知っているものならば、歌ったりしています。

 

 

 

嚥下、軟口蓋の下がり、滑舌と、ST領域でやるべきリハビリはたくさんあります。

そしてOT領域もPT領域もたくさんある。

それぞれ、どれをやるにしても、リハビリは「集中」してやることが、脳に新たに覚えさせるために大切です。でも、やるべきことすべてを集中してこなしていたら、半日はかかるでしょう。

「リハビリしなきゃ。どれからやろう?」と思っているうちに一日が終わっていたり、集中して何かやると疲れるので一休み……のつもりが日が暮れていたり……

 

結局、毎日、たいして自主トレが出来ずにいるのが現状です。

 

 

その他ST自主トレ:自分が忘れてしまうので備忘録

 

・ストローや箸を咥え、舌を使って唇の左右に転がす(舌、唇の動き)

・チュッパチャッパス(舌を動かす、嚥下)

 


 

 

*****

☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

以下、2つ、それぞれクリックしていただけると、ブログサーチでランキングが上がり、結果的に、検索エンジンGoogleYahoo!)の表示順位が上がります。 この病気の当事者の発信する情報が少ないので検索でなかなか見つかりません。

ご賛同いただけるようなら、お手数ですがクリックしてください。

にほんブログ村 病気ブログ 脳・神経・脊髄の病気へ