新あんこのログ

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脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

回復期病院⑫~院長に直談判して数日後自主退院

退院しようと決めると、退院希望のことはまだ言わず、すぐ外泊許可を取りました。

このリハビリ病院は365日休みなしでリハビリのある病院だったので、許可がある自宅外泊でも1日しか外泊させてくれません。

「数日リハビリしないと、状態が後退する」ということなのですが、たしかにそうではあります。

しかし、入院中から思っていたことですが、退院後、入院中のようなたっぷりのリハビリは絶対無理でしょう。富豪で、自費で専属の療法士を十分な人数雇い、毎日、自宅に作ったリハビリ室で同じように続けない限り、まず100%効果は後退します。

普通の庶民にそんなことはできません。

前も書きましたが、このリハビリ病院のリハビリ方針(筋トレメイン)は、ギリギリ半年いて、今より改善したとしても、帰宅したら動きが悪くなるのは時間の問題で、後退はもう観念していましたし。

 

とはいえ、このリハビリ病院の方針が悪いわけではなく、おそらくいいほうかもしれません。365日休みないし、食事は美味しかったし、グループ病院が多いので、入院中、耳鼻科や皮膚科にもかかることができました。

よその話を聞くと、信じられないほどひどいところもありますので、余裕があれば、リハビリ病院に転院する前にネットで調べてみることをお勧めします。

各病院のホームページを見ても、中は見えてきません。建物や施設は綺麗か、設備は整っているかしかわかりません。

ほぼ見学がありますが、リハビリ病院慣れでもしていない限り、見学で聞く話や、設備を見せてもらうことだけでは判断できません。

一番いいのは、個人のブログで同病院、もしくは同地域の病院に入院していた人の生の声を聞くことだと思います。

はてなブログでは、あまり闘病系のブログを書いている人がいなそうですが、アメブロはたくさんいます。

blogger.ameba.jp

あとはブログ村などのランキングサイトで探すのも良いと思います。

sick.blogmura.com

blog.with2.net

 

闘病・医療系の個人ブログは、Googleなどの検索ではなかなか見つけづらいので、こうしたサイトを使うといいと思います。

リハビリ病院の転院は、事実上、不可能です。入院してから「ここはダメだ」と思っても、退院するか、そこで我慢して過ごすしかありません。

最悪、症状が悪化することもありますから、けっこう真剣に探した方がいいです。

 

で、話は戻りまして、外泊なんですが。

一度家に帰り、家で動けるか、食事はできるか、入浴は、などをチェックします。

私はなんとかなるだろうと、帰宅を決めました。

お風呂も、リハビリ病院では、一日おきにシャワー浴していました。これは本来、週に二回、介助してもらいながら入るのが普通なのですが、シャワー浴を一人でできる人は、シャワー浴の許可が出て、その気になれば毎日でも入れました。人数の都合で毎日は無理でしたが。

家のお風呂も、シャワー椅子さえ入れれば、なんとかなりそうと、入浴介助のヘルパーさんを頼むことなく入ることにしました。

 

そして、家のベッドで5ヶ月半ぶりに寝ました。

朝まで一度も目を覚まさず眠ることができました。

 

病院に戻って、ちょうど院長(担当医)の回診の日だったので、「帰りたい旨」を伝えました。

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まだ2ヶ月半はいられるんだから、もっと、リハビリを続けて、さらに良くしたらどうかと言われましたが「私は病巣が残っていて、いつ再出血するかわからないし、運が悪ければ、そのまま死にます。死ぬときは、私は家で死にたいです」と言いました。

「絶対そんなことはない」とは医師は言えませんから、それならば……という感じでOKをもらい、その次の日は退院しました。

夫には、その計画を話しておいたので、lineで連絡し、介護タクシーを手配してもらい、菓子折りなどを買って次の日来てもらいました。

 

県外のリハビリ病院に入院したので、自宅まで、約1時間くらいタクシーに乗ります。

数日前も、自宅付近を通り自宅に一時帰宅はしましたが、この「やっと入院生活が終わった」ということが感無量で、自宅付近を車で通り過ぎ、懐かしい風景を眺めているとき、うまれて初めて、嬉しさで泣きそうになりました。

 

 

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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

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