訪問歯科(軟口蓋の診察)
私は軟口蓋(上あごの奥の柔らかい部分)が下がっており、鼻から空気が抜けます。
これにより、発声に支障がある、鼻から空気が抜けるので飲み込むときに強い圧力が加えられず飲み込みづらい、長文をしゃべると息切れでゼイゼイする等の問題があります。
軟口蓋は無意識に運動し、発声や飲み込むとき、必要量上がったり下がったりします。その無意識の運動が出来なくなってしまったわけです。
改善のリハビリとして、吹流しを拭いたり(これをするとき軟口蓋が下がっているとブルブル空気が抜ける音がしたり強く吹けず、吹流しが伸ばせなかったりします)ペットボトルに水を入れて拭いたりの訓練をしていました。
正直、上手くできずつまらないので、ろくにしていませんでしたが……
発症から1年、区切りもいいということで、前々から検討していたPLPを作ることにしました。軟口蓋を強制的に上げる器具で、軟口蓋挙上装置と言います。
- 見た目は入れ歯のようで、装着感も入れ歯に似ているそうです。
- また保険が効きますので、そんなに高価ではないようです。
- 軟口蓋を強制的に上げ、鼻からの空気漏れを妨ぐのが目的のものですが、ずっと装着していると、上がる癖が付き治ることもあるそうです。これに期待。
食べるときも装着していられるらしいですが、違和感はあるでしょう。これに耐えられるかが課題です。面倒なことは嫌な性分なので、違和感からすぐに使うのをやめたくなりそうで、それが心配です。
これは、口腔外科で作ってもらうのですが、まだ通うことが出来ません。
そこで、訪問歯科に来てもらうことにしました。
リハビリ病院で紹介状だけ書いてもらっていたのですが、その病院が訪問もしてくれるのです。
初訪問は思がけなく3人で来てくれました。
考えてみれば、歯医者さんも必ず助手の方がいますよね。
設備や環境が整っていない一般の家では、そりゃあ3人がかりになるのが当然でしょう。
歯科なので歯も見てもらいました。
虫歯が2か所くらいできていたようです。
今までは半年に1回、歯科検診を受けて、もう長いこと虫歯はなかったのに、入院して約半年は、中途半端な歯磨きしか出来ませんでした。
出来て当然、出来るだろうなと思っていましたが。
訪問歯科では、歯の治療もしてくれるそうです。
そのときはいろいろ機械を持ち込むらしいです。すごいですね。
今回は、内視鏡での軟口蓋や嚥下機能の観察と、軟口蓋のための型取りをしました。
型取りは歯医者でするのと同じような感じです。
次回には第一弾を作って持ってくるそうです。
何度か装着して微調整をして完成だそうです。
もう1年も経ったのに、大きな改善はしていないんだなあ、結局、自力ではなく補助具を使うんだなあと思うと、少し残念になります。
完全に治ることはないのかな、って。
でも、確かに前よりはましになっていますし、この器具を付けたらもっと良くなる可能性は残っています。
まだ請求はきていませんが、3人体制で機材付きでやってきてくれるのに、保険診療だし驚くような診療費ではないそうです。
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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
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