認知運動療法……
今訪問PTでは、しばらく認知運動療法(認知神経療法)的アプローチをしています。
この概念もざっくりしか分かっていないので、素人考えばかりになりますが。
PTでは歩行の安定性を目指しているのですが、ぶっちゃけ、退院前より徐々に歩くのが下手になってきています。
退院前は強制的に毎日筋トレ重視、とにかく歩く、階段昇降をやっていたので「そりゃ、こんだけ毎日筋トレして筋肉で固めて歩き慣れれば、少しは歩けるようになって当然だけど、これやらなくなったら退化するよね?」と思っていましたので、あまり驚いてもいませんが。
リハビリしたくても週に一度40分の訪問PT以上のことは私は規定上できません。「じゃあ訪問やめて外来?」とか考えても、やはり毎日は出来ませんし、そもそも自力で通えません。ヘルパーさんに連れて行ってもらうにしても、電車使う遠いところはダメとか、長時間はダメとか制約があるので、現実無理です。
仕方なく週一の訪問PTにかけているのですが。
担当PTさんは勉強熱心ですし、いろいろ考えたり工夫しながらやってくれますし、信頼はしてます。
が、私の症状に、認知運動療法も、あまり合ってないのかなあ、と最近感じております。
最初はストレッチや軽い筋トレ、屋外歩行などもしていたのですが、PTさん、認知運動療法に傾倒していったようで、今はそういうのは一切なくなり、座ったまま、足の裏の感覚を目覚めさせる訓練や、膝の自在な角度の曲げ伸ばしなど、地味ですが、感覚をつかむことを重点的にやっています。
しかし、歩き方が一段と下手になったのはそういうアプローチを始めてからなんですよね。
一つ一つの施術も何のためにやっているのか、どういう結果が出れば成功かのかと真面目に説明しながらやってくれているのですが、うーん。
なんか違う。
いや、これ始めてから歩くの余計に下手になってるんですから、きっと何かが違うのです。私にはわかりませんが。
とにかく私は、腰が(体幹が)安定しない。膝がある角度に曲げると揺れる(左右の揺れる角度が違う)。足首が安定しない。
でも結局はこれらも含め手の不自由さも、体幹の失調が元になってると思うんですよ。
これまで何度か機会があってボバーズ的アプローチをしたときには、やはり体幹には必ず触れていました。
デイサービスのPTさんでとっても若いのですが、真面目で勉強熱心そうで、信頼している子がいるのですが、その子曰く「あんこさんは、やっぱりボバーズ的アプローチだと思うんですよね。似たようなので認知運動療法とかもあるんですけど、ちょっと違うかな」と偶然言われたことがあります(訪問PTで認知運動療法やっていることは言っていない)
そのPTさん「いやまだ秘密ですし、どうなるか分からないんですけど、受かれば大学院行って、もっと勉強しようと思ってるんです」と言っていました。
やっぱり、しっかりしているというか、真剣にこの仕事で患者さんの回復を目にしたいと興味を持ってやっている人は違うなあと思いました。
でも現在のPTさんも「本格的にしばらく認知運動療法の勉強をする」ということで、最近退職されました。
このPTさんもほんとに立派な方でした。
ただ、私に認知運動療法は合ってないと思うんですよ。
新しいPTさんのリハビリはまだ始まっていませんが、どのような感じになるのでしょう。
体幹失調の方、認知運動療法でうまく行ったという人がいれば、患者、PTさん問わず聞いてみたいですが、分からずされるがままの体幹失調の方、筋トレメインや認知運動療法は私の経験ではあまり効果は期待できていないので、今一度様々な療法を考えた方がいいかもです。
もちろん、ボバーズもしっかりやったことはないので、継続した場合の効果は分かりません。
ああ、体幹の不安定さ、膝の揺れが鬱陶しい。。
*****
☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
以下、2つ、それぞれクリックしていただけると、ブログサーチでランキングが上がり、結果的に、検索エンジン(GoogleやYahoo!)の表示順位が上がります。 この病気の当事者の発信する情報が少ないので検索でなかなか見つかりません。
ご賛同いただけるようなら、お手数ですがクリックしてください。