傾聴も気遣いもいいけど、中身は(愚痴系)
どんなに一生懸命に接してくれていても、明るく励ましてくれていても、たった一言がすべてを台無しにしますね。
例えば(身バレしないようにフェイク入れます)
・新たに担当になったデイサービススタッフ
ス:ロフストランド杖って使いづらくない? 持ち歩きづらいだろうし。歩きにくそうに見えた。
私:歩きは、あれが精一杯なの。普通の杖だと支えられないのよ。4点杖とかも試したけど、上肢も失調が強いから無理なの。
ス:(↑「うんうん」相槌入れてましたが、そもそも聞いてたか怪しい)スキーストックみたいに両手で使うやつあるよ
私:うん、知ってる。けど、左手は特にだめだから、支えられないの。
ス:(↑「うんうん」相槌入れてましたが、そもそも聞いてたか怪しい)今度そういうストックみたいのも用意するからさ、PTさんに指導してもらいなよ。
私:……うん(おまえ、私の話全然聞いてないだろ)
・新たに送迎になったスタッフ
ス:(マンション廊下に響き渡るでかい声で)こんにちはー!○○デイサービスでーす!!
私(頼むからよそに聞こえるような声で叫ばないで……)
ス:あんこさん、下までも一人で歩けない?
私:そうなの。だから玄関まで車椅子送迎してもらってるの。ほんとは、歩いてみたいんだけどさ、トレーニングになると思うし。でもすっごく遅くしか歩けないし
ス:歩いてみたいなら、遅くても気にしなくていいよ
私:うんでも、絶対転ぶからやっぱり一人じゃ行けないの。だいたい、自分でドア開けても押さえて置けないし、自分で鍵かけられないし
ス:あ、そこから出来ないのか。じゃあ、まずは自力で鍵をかけられるようになるところからだね!
私:いや、『まずは』とか言われても、すでに1年通ってるんだけど……(だいたい、急ぐ送迎中に鍵かけ自力訓練つきあってくれないだろ)
ス:あー……そうでしたね(無言)
ある療法士
私::~~~というわけで、すごく良かったんだよ。(過去に行ったある遊園地乗り物系)
療:いいですねー! また乗れるといいですね!
私:え? 無理だよね?(そこまで回復が見込める状態じゃないの、あなたは分かってるはずだよね?)
療:あー……(汗)が、頑張りましょう!
たった一言で台無し。それまでの興味深げな相槌も適当だったんだ、機能改善考えてくれてるようで知識の押しつけ?
前も書いたかもしれないけどある療法士さんが先輩療法士さんに言われて考えが変わったという言葉。
「この人に自分はなにができるかじゃなくて、この人がしてほしいのははなんなのか、を考えなさい」
医師免許も持っていてリハビリテーションに目覚め、学校行き直したセラピストさんもいます。
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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
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