新あんこのログ

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脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

ボバース体験

機会があって、ボバース講師をしている先生にじっくり見てもらいました。生徒さんが何人か見ている中で、です。

ずっと細かく説明されながらの施術でしたが、筋肉の名前や専門用語は片っ端から忘れてしまうので、上手にレポートできませんが。

 

OTのボバースの講師の先生にも何度か見てもらうことがあったのですが、流れがやはり似ていました。

基本自分でまず動かした後、おかしな挙動の位置を触り筋肉の状態を見ていますが、そこが弱い、固い、正しく使われていないのは何が原因なのかを見つけます。

そこ自体に問題があることもありますし、そうなる原因は違う個所が上手に使われていないからなのだ、と見つけます。

 

例えば私は右前腿が初リハビリ以来ずっと恒常的に痛いのですが、これまでその原因をはっきり解明してもらったことはありませんでした。

今回その症状を言うと、いろいろ動いて「お尻の後ろの使うべき筋肉が全然使われないで立ち座りしている。だから、前腿に過剰に力をかけて立ち座りしていて痛めているのだろう」と初めて解明されました。

 

ふくらはぎも常に痛いのですが、これも立ち方での筋肉の使い方が間違っているせい。ふくらはぎにあるひらめ筋とあとなんだか忘れましたが、それらの筋肉が固くなっていて、別々の目的で動いておらず、どちらもどちらかの動きに引きずられて動いている。それを分けるよう解されました。相当固くなっているので、完全には出来ませんでしたが。

 

いろいろな症状を一通り見たあと、生徒さんに「どこから来ている症状か分かる?」と聞いていました。分かっていても、照れて言い出せないのか生徒さんは黙っていたのですが「震え、バランスがとりづらい、体幹が弱い、etc……これは脳幹。脳幹でも延髄の持っている機能がいろいろ疎外されてるんだね」と教えていました。

さすが。いや、知ってたのかもしれませんが、延髄の役割を細かく説明していました。

 

私のように震えがある場合、震えたまま動いたりリハビリを続けるのは禁忌のようです。震えが治まってやり直す、震えないように動かす。

震えが出るものにとっては、震えはノイズで神経伝達にノイズが入るようなもので、正しい動きが伝わらないのだそうです。

なるほどー。

震えを押さえて無理矢理動かそうとするのは、よくないんですね。

 

ビデオを撮りたいところでしたが、ビデオはないし、考えてみると先生が触って感覚で気付いて解明し、施術している感じです。ビデオどころか、見ている生徒さんには言葉で説明は理解できても、その時私の身体の微妙は変化や反応を感じることは出来ません。

学ぶ方も難しいだろうな、と思いました。

 

ああいう先生に週1でも見てもらえれば、可能なら毎日見てもらえれば、健常とは言わないまでも、杖で一人で出かける程度に歩ける日が来る気がします。

いろいろ無理ですけど。

 

手や上半身を使わずに立てない私ですが、施術後は下半身の動きだけで正しく立ち座りが出来ました。まあ、時間が経てば戻るレベルですが。

 

またこういう機会が欲しいです。

 

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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

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