「若いから大丈夫」は言われてイラッとする言葉
「若いから」
「発症から時間が経ってないから」
を、枕詞に
「大丈夫ですよ。回復しますよ」
……は、励まされているのは分かるんですが、イラッときちゃうんですよ。
医療関係者もセラピストも福祉関係者も必ずと言っていいほど言います。
私は今は若いかもしれませんが、再発する可能性はこの先も続きます。
70,80になっても「若いから」と言えますか?
「若い」「発症から時間が経っていない」のは、確かに回復は、相対的には早いし可能性も大きいと思います。
しかし、何才だろうと、何年経過していようと、回復すると論じる専門家や概念もたくさん存在するのです。
セラピストさんに考えを聞けば「年齢や経過年数関係なく(程度の差こそあれ)回復する」と言うでしょう。
それでも、同じ患者である高齢者は必ず「あんこさんはまだ若いんだから「まだ時間が経ってないから大丈夫よ」と言います。
そして「私はもう歳だから、もう〇年経ってもこうだから」と、諦めているか、せいぜい現状維持を目標にしていることが多いです。
彼らがそう思ってしまったのは、なぜでしょうか?
きっと世の中にそういう風潮があるからだと思います。
また意識的にも無意識にも、セラピストさんたちなどの発言や対応がそう思わせている部分もあると思います。
何年もリハビリを続けても大きな回復をしていないからなのもあると思います。
回復に、年齢や経過年数が関係ないなら、少なくとも若い人に「若いから大丈夫」という必要はないはず。
リハビリや療法には多種多様にあって、しかしどの症例にも効果をもたらす万能薬はきっとありません。
「ターブ博士の手法は、脳卒中、脳障害の発症がどれほど前に起こったか、また患者が何歳であろうと関係なく有効であることを証明してきた」
http://citherapy.org/page-2/2-2.html
「発症して5、6年経ったような脳卒中片麻痺の方でも、こちらの関わり方でみるみる改善していくんですよ」
「まずは真の問題点を選り分ける力を持つことです。それができるのが専門家と思っています」
http://1post.jp/2015/02/16/jun_takasugi_intaview/
「若いから or 高齢だから」「経過年数が短いから or 長いから」
って、無意識に、患者の状態主体で考えていませんか?
もちろん、本人のやる気や、頑張りは当然必要ですが、
回復するかどうかは、プロの的確な腕次第なのではないでしょうか?
「私が付いてるんですから、絶対回復させますよ」
と言える、カッコイイセラピストさんに会ってみたいです。
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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
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