新あんこのログ

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脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

中途採用のPTさん

病院勤務3年でデイサービスに転職してきた中途採用PTさん(25歳)が、あまりにあれで、訪問リハのPTさんに「経験3年って、まだ使えないの?」と思わず聞いてしまいました。

「あー。人に寄りますけど、まあ3年じゃまだまだではありますねえ」という答え。

そのPTさんは27歳、それほど差はありませんがとてもしっかりした人です。勉強も率先してしていますし、人一倍体がこる仕事をしていますが、マッサージの類は絶対受けないそうです。

「なんで?『この人下手だなあ、自分でやるならこうするのに』とか思っちゃうの?」と聞いたら「いえいえ。やってもらうのは気持ちいいですけど、PTのプライドみたいのがありまして。自分の身体のメンテナンスくらい自分で出来なきゃ、と思っちゃうんです」と。

えらい!

 

で、その中途採用PTさんの『マッサージ』を初めて受けたときなのですが、まあいつものように「どこやりますか?」というイラッと来る(笑)質問から始まりました。その頃はもう、デイサービスのPTにほとんど期待していなかったので、サービスマッサージと割り切って「膝の調子が悪いんです」と言ったところ、膝のマッサージから。

痛くも気持ちよくもない。

よくある施術で、PTさんのおなかに、足の裏を付けて思いっきり蹴り出すというのがあるんですが、未だかつてないほどにお腹が柔らかい! 蹴るにも加減してしまいます。それでなくても、私の脚は曲げ伸ばしのたびに大きく震えますから、PTさん、胃が揺れ過ぎて気持ち悪くなるんじゃないのか心配になるほどでした。

 

いや、そんなに鍛えなくてもいいですけど、ネコ並みに腹筋がないのですよ。細いのにポヨポヨ。ちなみに男です。

25歳くらいの男子で、仮にもPTという自分の身体も使う立場で、そこまで体を作ってないのはプロ意識は云々…とつい思ってしまう私です。

 

しばらくすると、上司のPTが様子を見に来ました。

上「今なにやってるとこ?」

P[膝の調子が悪いそうなので膝を…」

上「うん。どう?」

P「えー……っと」

私「っていうか、私のどこが悪いか知ってる?」←偉そう

P「いえっ!」

上「それ知らないでやっててもしょうがないじゃん」

P「はい……今調べてきますか?」

上「分からなくて何やるの?」

 

というわけで、そのPTさんは事務所にカルテを見に行き、病名や症状を上司に説明していたのですが、

「脳幹で、体幹に失調がある場合に出る問題点は?」

「はあ……えーっと(大汗」

ほんとに新卒レベルのことを教えられていて。

 

しかし3年病院勤めは、あまり信用できる人は少ないんですね。私が入院していたリハビリ病院は、新卒や2年目、3年目くらいが圧倒的に多く、25,27でもリーダーっぽい感じでした。30代以上はほとんどいなかった。

リハビリ病院で、これだと思えるセラピーを受けられなかったことと関係ないとはいえなさそうです。

 

かといって、新卒や、始めはやはり、病院に勤めるべきだと思います。いろんな症例を見たりいろいろな先輩の施術を見れ足り、教わったりできますからね。

国家資格取るなり、訪問リハやデイサービス(リハビリ特化ではない)を選ぶ人は、偏見ですが、あまり仕事に対する向上心やプロ意識はないように感じます。それを採用する側も……。

 

と、思っていましたが、このあと数人、新卒でもしっかりした勉強熱心な子が入ってきましたので、やっぱり、やる気度なんだろうなあ。

 

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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

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