区分変更結果 要支援2→要介護3
こちらの記事は手術後約一年後、退院後半年ほどのころに書いたものです。
*****
3月初:ケアマネに「区分変更したい」と訴える
3月中:ケアマネ訪問で、区分変更申請することになるが、区切りよく4月に出すと予定される
4月初:認定調査訪問。厳しめの見方をする人だった
5月中:GWも挟んだため結果は1か月以上待ち
で、晴れて(?)要支援2から要介護3になりました。
看護師さん、セラピストさん、被保険者さんに、これまで「要介護2くらいあるよ」と言われ続けていたため、「目指せ要介護2!」と思っていたら、3段跳びでした。想定外。
介護度を上げる際の下準備には、
①要介護認定シミュレーターで、何をチェックするとポイントが上がるか調べました。
私の場合、洗髪が難しいことと、食事を一人で取りづらい点を特にアピールするべきかなと思いました。
②もちろん、ネットで介護度を上げたいときの質疑応答の注意点、認定調査時のポイント等を調べました。
「出来る or 出来ない」については、例えば洗髪は自分でやってるけど、まともに出来ているとは言えない場合、「ちゃんと出来ないので、手伝ってもらっている」と答えるべき。
「ちゃんと出来ないけど、自分でやっている」と答えると「出来る」判定をされる可能性があります。
「出来る出来ない」ってけっこう主観的で、実行力のある人は失敗しながらも自分でやってしまうし、依存度の高い人は、頑張ればできることでも、やらない傾向があると思います。
でも認定調査では、実際どおりの能力よりも「自分でやれているかどうか」という見方をするようです。
ちなみに、糖尿病で飲食できるものが水の量まで厳しく制限されていて、両足欠損でも「お風呂は自分のペースでゆっくり入りたい」という人が要介護1でした。
片麻痺とはいえ、7割動く。介助者が横に付き添えば杖でどこでも行ける、動きの悪い手もなんとか使って化粧も毎日するが、お風呂は介助風呂で入っている人は、要介護2です。
杖があれば一人で散歩できる、階段の上り下りも出来る、食事や整容は、甲斐甲斐しい妻がどんどん手伝ってくれる人は介護2で、不服申し立てをしたら、介護4になったそうです(さすがにそれはないだろうと思いましたが)
③2を踏まえたうえで、私はエクセルで、まるで検討課題表のような細かい表で、数十項目のADL状況表を作りました。
嘘は書いていませんが、以前は「自分でやっているけどうまく出来ていない」と答えたことについて、結局手伝ってもらっているので、今回は「うまく出来ないので、やってもらう」にしました。
評価に関係なさそうなことも、生活に支障が出ていることはすべて書き出しました。
「ロフストランド杖なので、真冬寒くても分厚いコートが着れない(袖が通らないから)」とか。
あと精神的なことも言うべきなようです。
要介護者は、今後の身体や人生の不安、そして介助者(家族)は、仕事に加えて、家事や介助の負担が一気に増え、ストレスが増えることが多いようです。
最悪なケースは自殺や心中、殺人に至ることもありますよね。
ストレスが全くないわけではないので、それも書きました。
元々、私も夫も、それぞれの程度は違いますが、ストレスで心療内科通い&服薬はしていたのですが、二人ともさらに重くなりましたので、これは言っておくことです。
隠してしまう人が多いと思いますが。
心の負担=介護の負担になっていると判断されるのではないでしょうか。
ほかに、区分変更申請理由として、
「ST,OT,PTすべて必要なのに、認定の上限があるため全種のリハビリが出来ないこと。リハビリ時間を増やして機能を回復し、被保険者から外れるのが目標」
ということも書きました。
それと「もし認定が上がらなくても、上がるまで何度でも変更申請しますから」の一言も言いました。
効力があるか分かりませんが、聞いた限り、変更申請をするとほぼ介護度が上がるそうなので、言いかたが悪いですが「面倒な利用者」と思われるくらいで、ちょうどいいのかな、とも思います。
以上のことが評価会でどの程度勘案されたのかは分かりませんが、参考になれば。
ただ、介護度が上がっても、気付いていなかった点で問題がありました。これはまた今度書きます。
*****
2020年現在、さらに認定調査は厳しく判定されるようになってきているみたいです。不服申し立てをして、余計に介護度が下がったという話もあるようです。
とはいえ、自分の介護度に見合わない判定では、利用が必要なサービスが受けられなくなるときもありますから、認定調査はしっかり考えて臨みましょう。
*****
☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
以下、2つ、それぞれクリックしていただけると、ブログサーチでランキングが上がり、結果的に、検索エンジン(GoogleやYahoo!)の表示順位が上がります。 この病気の当事者の発信する情報が少ないので検索でなかなか見つかりません。
ご賛同いただけるようなら、お手数ですがクリックしてください。