回復期病院⑤一日のスケジュール
回復期病院の一日、一週間のスケジュールです。
≪1日≫
06:00 起床、バイタルチェック。流動食中はこの時点で流動食をつながれます。30分~1時間。
07:30
朝食。病院の朝食は悲しいほどにお寺のような粗食です。おかずが侘しすぎる。
週に一度パンが出るのが楽しみ。
08:45
リハビリの開始。各セラピストが毎日「今日は何時からですよ」と朝の挨拶に来てくれます。
それ以外にも、階ごとに今日のリハビリ予定が廊下に張り出されていますので、面会の人もここを見ればどこにいるのか分かります。
私は午前中にOTが入ることが多かったです。
それ以外はipod聴きながらたいてい寝ていました(夜中、煩くて寝られないので)
12:00
昼食。週に一度うどんが出るのですが、これがいつでもおいしかった。社食でも人気があったようです。
13:30
午後からのリハビリ開始。
私は午後一がPT、,少し休憩が入ってSTということが多かったです。
骨折で入院してる人は一日に2回PTがあって体力キツそうでした。
17:00
リハビリ時間終わり。
18:00
夕食。
病院だから仕方ないですけどね。朝食まで13時間半もあるんですよ。。
21:00
消灯。
テレビやベッドサイドライトもつけてはいけません。真っ暗にされます。
おとなしく寝ろと言うことです。
という割には2時間おきのおむつ交換、夜中になると必ず騒ぐ人がいるのですぐ起こされます……。
急性期からあわせて約半年、連続で2時間以上眠れたことはないかもしれません。
これでストレスが溜まっていき、無理やり退院した理由のひとつ。
ストレスでまた脳出血したら元も子もない。
追記:
リハビリは、一日9単位(一単位20分)以内に決まっているようです。減ることはあっても増えることはありません。
急性期病院では、朝はパンかご飯(普通、柔らかめ、かゆが選べる)を、前日のうちに看護師さんにお願いすれば選べたので、好きに変えられました。大病院なのでできたのでしょうね。まあ、一度も食べられませんでしたが。
流動食は長い時間繋いでいるのがいやなので、看護師さんがいなくなると、自分で操作して早めに落としていました(急性期病院でもやってた)
STからパンを食べる許可が出たときのパン食。まだまだ飲み込みづらかったけど、うれしかった。
右上の茶色は、相変わらずご飯半分だったのでカロリー取るために流動食(メイバランス)をムースのようにしたもの。キャラメル味でおいしい。
≪1週間≫
リハビリは土日も休みなくありますが、それでも日曜日は短めでした。出勤しているセラピストさんも少なかったと思います。
お風呂は週に2回、初めは急性期病院がそうであったので、機械浴に割り当てられましたが、私は何とか自分で洗えると分かると、集団で入るお風呂に変えられました。
浴槽は右片麻痺、左片麻痺の人が入りやすい手すりの付いたものが2つあったのですが、お湯は変えるわけではないので、私は入りませんでした。家でも一度入った自分のお湯にさえ入れないタイプです。
急性期病院では、1人入るたびにお湯を抜いて洗って、またお湯を張ってくれていました。
そのうち、介助なしでも出来るだろうということになり、各階にあるシャワー室を使う許可が出ました。14時から16時半に解放されるのですが、当時シャワーを許可された人が多く、毎日入るのは厳しかったので、一日おきにしました。
というか、一人の使っていい時間は20分なんですが、普通でもギリギリなのに着替えや動きの遅い私はほんとに時間がなくて、適当に洗って出ていました。シャワー浴びるとどっと疲れた。
日曜日には、美容師さんが訪問で来てくれるので予約をしておけば頼めます。私は白髪がひどかったので(今回さらに増えたと思う)染めたかったのですが、ヘアカラーにアレルギーがあり、マニキュアはやってくれないと言うので使いませんでした。
髪も伸び放題だったのですが、どうせ内側は一度剃った伸び始めで、切ったところで……という感じで。
この病院にはコインランドリーもなかったので、夫は1時間ちょっとかけて週に1度以上は着替えを持ってきました。
洗濯サービスは頼めるのですが、これもやたら高かったので使いませんでした。
私立の病院は、なんだかんだと提携先を使い、なんでも高いですね。病院によるのかな。
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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。
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