新あんこのログ

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脳出血(脳幹延髄小脳)障害2要介護2

回復期病院⑥~OT作業療法のリハビリ

OTはだいたい毎日40分くらいでした。

 

まずマッサージ(アライメントだったのかな?)が10~15分くらい

その後ベッド上でバランスディスクを使う体幹訓練や、膝立ちで投げ輪を右から左に入れ直すバランス訓練(かな?)

 

あとは

・テーブル拭き=腕、肩、手、指の筋肉をバランスをよく使う

・名前忘れましたが、なんか大きな文鎮みたいなのを掴んで押したり引いたり(よくある訓練みたいです)

・刺繍糸でミサンガ作り(自主トレ)

カップ重ね=よくある訓練でカップを重ねていくのですが、最初のうちは筋肉痛になったり、手が震えて巧く重ねられなかった

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・粘土=セラパテとかいうこれもよくあるトレーニング材料で、粘土を指でつまんで伸ばす繰り返し指先の訓練(色で硬さが違います)これ、家でも使ってます。

テーブルも手も汚れないので良い。 


 

・コイン=おはじきみたいな薄いプラスチックを、タオルの上に並べたり裏返したり。これも指先の訓練

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・ペグ=最初はマーブルチョコくらい太いサイズでしたが、だんだん細くなりはしくらいの細さ。これも指の訓練

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だいたい上記のようなことを組合せでやっていました。

自主トレ用に、洗濯ばさみで挟む練習器具、水を入れたペットボトルを振る(手首の柔軟)をOTさんが自作してくれたので、暇を見つけてやっていました。

 

これらのトレーニングを毎日休みなくやるのですから、だんだん上達はします。しかし、毎日やっているからです。

正直、まったくやっていない今のほうが下手かもしれません。

 

 

入院中も、なんか腑に落ちていなかったのですが、全く知識不足だったため、腑に落ちなくても、これをしてるしかないと思っていました。

今、入院中よりできないということは、やはり根本の回復はしていなかったってことですね。

 

最初のうち、震えが抑えられるよう、手首におもりをつけるところから始めたのですが、私の場合、おもりをつけてもつけなくても大差がないのでやめました。

 

退院までの目標は、「家事くらいは出来るようになっていること」だったせいか、退院が決まるなり、料理実習、洗濯干しの練習をしました。

手が激しく揺れるので包丁を持つのが危険ということで、

 

OT:最近ではカット野菜も豊富にありますよ

私:カット野菜だらけ料理できるものって限られるよね 

OT:包丁が無理でも、ピザ切る丸いローラーで切るとかは?

私:固いもの切れないよね。皮むきも出来ないよね

 

いろいろアイデアを絞ってきてくれているのは分かりますし、気持ちはすごくありがたかったんですが、「自分自身が料理しない人」って、やっぱり抜けがあるんですよね。

OTさんは、若い自炊はほとんどしない人でしたし。

洗濯もの干し練習で、乾いたお手玉を洗濯ばさみに挟んでつるす練習をしたのですが、実際の洗濯ものは、濡れていて重いし、いろんな形の衣類を広げて、しわ伸ばして適切に干す、ということの訓練にはなってないよな、と思いつつやっていました。

 

しかし、退院目標になっているので、退院日までにそれらの訓練がどの程度できるようになったかが、担当OTさんの評価にもなるのでしょうし、正直、そのため付き合ってやっている感じも否めませんでした。

 

お手玉を、洗濯ハンガーに洗濯ばさみで吊るせたか?」

「料理実習(めっちゃ切れない包丁でピーマンだけ切って、レトルトのチンジャオロースを作る)が出来たか?」

実戦向きじゃないけれど、それが指標なんです。

 

実際、家に戻ってから、包丁は持ったことないです。私が持つと、自分含め周囲の人まで血だらけにしますから(笑)

手の揺れは緊張するほど強くなるので、包丁持ったら暴れるなんてもんじゃない。冗談抜きで意思に反してブン投げます。

陶器の食器も、握りてのあるマグカップ以外、一切使えなくなりました。

 

 

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☆この記事は2010年代初出のものを身バレ防止のため時期をぼかしてリライトしています。

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